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Google AdSence広告の基本設定時、忘れてはいけないけれどつい忘れがちになるのがプライバシーの設定です。プライバシーに関するルールは年々厳しくなっていっています。
欧州だと日本よりこれが進んでいるのですが、日本はまだ緩いのでどうしても軽視しがちになってしまうんですよね。
Google AdSenseを利用する際のプライバシーポリシー
Google AdSenseを利用する場合は、サイトのプライバシーポリシーにGoogle(第三者配信事業者=サードパーティ)がCookieを利用するということを明記しなければなりませんので、そこも忘れてはならないポイントです。
2022年4月1日に個人情報保護法(APPI)が改正されたことにより、プライバシーポリシーの記載内容を見直した方も多いと思います。
Google AdSenseを利用する際には、以下の情報を明記する必要があります。
Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。
必須コンテンツ – Google AdSense ヘルプ
Google AdSenseはCookieを使用するけど個人を特定する情報は含まれないよ、という内容です。
余談ですがChromeのサードパーティクッキーの終了が2023年末。AdSenseはプライバシーサンドボックスを利用してサービス継続するそうですが、どうなるのでしょうか。
Google AdSenseのプライバシー対策設定
さて、本題のGoogle AdSenseのプライバシー対策についてです。
ホーム画面に表示されている「プライバシー対策を行いましょう」。
こちらはEUで使用されているGDPR(海外のサイトにアクセスしてきた際に出てくるCookie利用の同意)と、CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)についてのアラートです。
こちらをクリックすると、左メニュー「ブロックのコントロール > コンテンツ > すべてのサイト」に遷移します。
海外向けのサイトの場合は必ず必要になる項目ですね。
内容はこちらです。クリックしてもここから設定できるわけではないのでご注意ください。
おそらくですが、後述する設定画面でメッセージをオフにしていると、「プライバシーとメッセージに移動」をクリックしても遷移しないです。
このメッセージの編集は、ホーム画面の2つ目の「広告設定を確認しました」にある「編集」をクリックしていただくか、
左メニューの「広告 > サマリー」ページを表示後、下部のサイト部分から編集マークをクリックすることで設定画面に遷移できます。
広告設定画面の右メニューから「プライバシーに関するメッセージ」タブを選択。
それぞれの同意メッセージのトグルをオンにすることでメッセージが編集できます。
GDPR同意メッセージをオンにした場合、プライバシーポリシーurlの入力を求められます。
下部のリンクについて、「AdSenseのプログラムポリシー」にはGoogle AdSenseを利用する上での禁止事項が明記されています。表示回数やクリック数を作為的に増やす行為などです。
「お客様のプライバシーポリシーに記載が必要なポイント」については上述のプライバシーポリシーへの記載部分をご確認ください。
「確認」をクリックすると実際にのGDPR同意メッセージの見本が表示されます。右メニューからメッセージをカスタマイズしたり、同意オプションを変更することができます。
こちらで完了です。Google AdSenceだけでなく、どのツールでもプライバシー設定にはご注意ください。
なお、キャプチャの例は当サイトですが、当サイトに広告掲載の予定はないです。広告掲載できるほどユーザーのためになるコンテンツを作っていないので。