マーケティングにおける目標の大切さ

マーケティングを実施するにあたって適切な目標は非常に大切です。ここでのマーケティングとは広告や宣伝活動のことを指します。

「とりあえず試してみよう」で初めた場合にも、目標は大切です。

なぜかというと時間とお金が減るからです。

また、目標を定めておくことで結果を測定した際に「次に実施すること」がすぐわかります。

目標に届いていない場合はその原因を究明すればいいですし、目標を達成したら次の目標をどうするのかを考えることができます。

目標を設定するためにやりたいことを明確にする

「ウェブ広告を出したいけど予算いくらにしたらいいですか?」とよく聞かれます。予算配分の決定にあたってもマーケティング目標から考えると算出しやすいです。

これは実はすごく簡単で、広告を出稿したり宣伝したいときは、必ず何か「やりたいこと」があるはずです。

例えば、

  • 対象の人、物、サービスの認知度を上げたい。
  • 対象の物、サービスの登録・ダウンロード数を増やしたい。
  • 対象の物、サービスの売上を上げたい。

などなど。

マーケティングをすると決定するまでに、何かを「上げたい」「増やしたい」という意思が必ずあるはずなので、これを明確にします。

そうすると、自ずとターゲットやペルソナ、ひいては広告出稿フォーマットまでも定まります。

認知度を上げたいなら対象の対象の人、物、サービスに興味がありそうなユーザーがターゲットとなります。年齢、性別、興味・関心、行動などで絞り込みができます。

登録・ダウンロード数を増やしたいなら対象の物、サービスに強い興味を持ってそうな人、その中でも特に興味・関心度合いの強そうなユーザー、必要に駆られるであろうユーザーをターゲットにする必要があります。

売上を上げたいなら対象の物、サービスを購入できる程度の収入を持っているという分類も加味できます。実店舗への来店が必要な場合は店舗の近くのユーザーまで絞り込みが可能です。

これらはカスタマージャーニーで考えると一つの線でつながりますが、個別にアプローチするとなると対象ユーザーが全く異なります。

どれだけ上げたいのかを考える

次に、「どれだけ上げたいのか」を考えます。

「いま対象の人、物、サービスに何が足りていなくて、どれがどれだけ足りないのか」です。

売上を上げたいなら、今事業にとって必要な売上がいくらで、それをどれだけ補填したいのか。

補填が必要ないなら、現在の事業の売上を目安とし、プラス何%、いくらの売上が欲しいのか。

この穴を埋めるようにすると目標が決まりやすいです。

マーケティングには投資が必要です。当たり前ですが最初は利益が下がります。マーケティングがうまくいかなかったら、下がり続けるかもしれません。

何かを補填する場合の「目標」の場合だと焦りますが、加えて「期間」を設定しておくと良いです。

期間には短期と長期2つの目標を設定することをお勧めします。月単位と3ヶ月・6ヶ月・1年単位とかですね。

例えば「今すぐ購入につなげたい」なら1ヶ月〜3ヶ月、「顧客を育てたい」なら半年〜1年の目標が必要になるでしょう。

目標が決まらない時は

目標が決まらない時は、競合他社のベンチマークや事例を検索するのがおすすめです。

これらを確認することで自社に足りていないものは何なのか、自社の理想とすべきところはどこなのか、具体的にどれだけ数値が向上できるのかの目安など、目標決定のヒントを得ることができます。

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