セルフケアで作る今年一年の自己肯定感とモチベーション

新年はリトリートから

私はデジタルノマドとして世界各地を巡りながら仕事をしています。昨年はインドネシア・バリ島のウブドで新年を迎え、今年はタイのリゾートホテルで“グリーンリトリート”を楽しみながら1年のスタートを切りました。

自然豊かな場所でヨガや瞑想、ヘルシーな食事などのセルフケアに没頭することで、自分の心と体をリセットし、新しい気持ちで仕事やプライベートに向き合えるようになると強く実感しています。

日本では「働き方改革」という言葉が広まりつつありますが、現実にはまだまだ「長時間労働が当たり前」「忙しい=頑張っている証拠」という風潮が残っているのも事実です。実際、海外の方から「日本人は長時間働くでしょ」と非常によく言われます。

私も以前は、常に周囲に合わせて無理を重ね、「自分のために休む」「心身をリセットする」という概念が希薄でした。そんな状態が続くと、知らず知らずのうちにストレスを抱え込み、気力や体力を消耗してしまいます。しかし海外での生活を通じて、セルフケアを日常的に取り入れることで得られる恩恵の大きさに気づいたのです。

セルフケアを新年の恒例行事にした理由

私がこうしたセルフケアを“新年の恒例行事”にした理由は、フリーランスやデジタルノマドという働き方ならではの悩みや課題があったからです。パソコン1台あれば世界中どこでも仕事ができるという自由さは、表面的にはとても華やかに見えます。

しかし、時間と場所の制約が少ないからこそ「自分を律する」ことが難しくなり、気づかないうちにオンとオフの境目があいまいになってしまうこともありました。
仕事をしすぎてしまったり、新しいインスピレーションの連続に疲れてしまったり、燃え尽きるようにモチベーションの管理が難しくなったり、心身のバランスを崩しかけたりすることもありました。

そこで思いついたのが、年始にあえて“自分を癒やす旅”に出ること。普段の環境から離れ、リラックスしながら1年の目標やプランを見直すことで、より自分らしい働き方と生き方をデザインしやすくなると考えたのです。

去年はバリ、今年はチェンマイで。

昨年訪れたバリ島・ウブドは、ヨガや瞑想のメッカとして有名な場所です。ここでは、豊かな自然に囲まれ、朝日とともにヨガマットの上に立ち、深い呼吸を意識しながら自分の内側に向き合う時間を過ごしました。

忙しさや情報の洪水から一歩離れ、今この瞬間に集中する“マインドフルネス”の体験は、心を落ち着かせると同時に「自分はここにいていい」「自分は大丈夫だ」という自己肯定感を自然と高めてくれます。私自身、それまで抱えていた不安や迷いが、ウブドでのヨガと瞑想を通じてかなり軽くなったと感じました。

そして今年はタイ・チェンマイののリゾートホテルに滞在しながら“グリーンリトリート”を実践することで、さらに深いセルフケアを楽しんでいます。具体的には、ホテルの目の前に広がる森を散策して朝の新鮮な空気をいっぱい吸ったり、自然を感じながら瞑想をしたり、プールサイドでくつろいだり、オーガニックな食材を使ったクリーンな食事を取ったりと、心と体の両面からエネルギーをチャージするようなプログラムを積極的に取り入れました。

森の緑は視覚的にもリラックス効果が高く、都会では得られない解放感があります。人間は本来、自然の一部であるという事実を思い出すだけで、不思議と心がほぐれていくのを感じます。

セルフケアのメリット

こうしたセルフケアによって得られる一番大きなメリットは、自己肯定感の向上モチベーションアップです。まず自己肯定感に関しては、「自分のために時間を使っている」という事実が大きいと感じます。

仕事ばかりでなく、自分の健康や精神面の充実にも投資しているという意識は、どこかで「自分は大切にされるべき存在だ」という感覚につながります。

忙しい時や、周囲との競争が激しく感じられる環境下では、自分自身を労わることを後回しにしがちです。しかし、そうしたストレスフルな状況だからこそ、セルフケアをしっかり行うことで「自分には価値がある」という思いを再確認できるのです。

モチベーション面でも大きな変化があります。リトリートや自然の中での生活を通して、頭がクリアになり、“やる気の源泉”が湧き上がるような感覚を得られるからです。

また、年始にこうした習慣を取り入れることで、一年を通じてポジティブなエネルギーを保ちやすくなるというメリットもあります。あえて最初の一歩を丁寧に踏み出すことで、その後の数か月、さらには1年全体の“流れ”を良い方向へ持っていきやすくなるのです。

新年は新しいチャレンジやタスクが増えがちですが、焦りや不安を感じやすい時期でもあります。そのタイミングで先に自分を整え、心に余白を作っておくことで、何があっても柔軟に対応しやすくなるのです。

大切なのは「自分を大事に扱う時間」

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もちろん、リトリートのようなまとまった時間や遠方への旅が難しいという方もいらっしゃると思います。実際には、何も海外に行かなければセルフケアができないわけではありません。

私自身も、日常に戻ったあとは、朝15分の瞑想や夜のストレッチ、週3回のヨガやワークアウトなど、ちょっとした“自分時間”を定期的に設けるように意識しています。

大切なのは、その時間を「自分を大事に扱う時間」として認識すること。そうすることで、場所に関係なくセルフケアの効果を最大化し、自己肯定感やモチベーションをキープできるのです。

ストレス社会と言われる現代社会では、セルフケアはますます重要なテーマだと感じます。パソコンやスマートフォンからいつでも仕事や情報にアクセスできる一方で、常にオンラインでいることで生じる疲労感やストレスは想像以上に大きいものです。だからこそ、心と体をリセットし、バランスを保つための工夫が必要なのだと思います。

もしこれを読んで「今年はもっと自分を大切にしたい」と思われた方がいれば、ぜひ小さな一歩からセルフケアをはじめてみてください。ヨガや瞑想のようなメジャーな方法でなくても、散歩や読書、アートや音楽を楽しむ時間でも構いません。大切なのは「自分自身をいたわり、充電する時間」を意識的に確保することです。


私は今後も世界各地を巡りながら、自分自身と向き合える時間や方法を模索していくつもりです。そしてその経験をシェアすることで、一人でも多くの方が自分らしさを取り戻し、より豊かな働き方や生き方を実現できるようサポートしていきたいと思います。

新年をセルフケアで始めた私が得た学びは、「自分を大切にすることで、周囲にもよりよい影響を与えられる」ということです。自己肯定感とモチベーションが高まれば、やりたいことに積極的に取り組めるだけでなく、他者に対しても思いやりを持った行動がしやすくなります。

ぜひ皆さんも、2023年(または該当の年)をセルフケアの習慣づくりからスタートしてみませんか? きっと、心身ともに軽やかな一年を過ごせるはずです。