コロナ禍に台湾でワーホリビザから就労ビザへの切り替え

ひょんなことから台湾の会社に就職しました。2021年11月1日より、台湾ではOL、日本では自営業として生活することになりました。基本、住むのは台湾なので、日本の仕事はほぼリモートワークです。

就労に関して、台湾国内では外国人の兼業が認められません。自国民の就労の機会を奪うことになるので、当然のことですね。ただ、もちろん国を跨げば兼業の規制はないので、上記のような二足の草鞋を履くことも可能というわけです。

しかし、会社で雇っていただくことになったはいいもの、ビザの切り替えで問題が発生しました。

ワーホリビザから就労ビザへの切り替え

ワーホリビザ

2020年11月に渡台した際、私はワーホリビザで台湾への滞在を始めたんですね。ワーホリビザの期限は2021年11月末。そのためワーホリビザから就労ビザに切り替える必要がありました。

渡台した時期によっては移民局でワーホリビザの延長もできるようです。実際、巷の噂ではこのビザの延長で2年とか長期滞在している人もいるそう。

この時期というのは確か2021年の3月以前とかで、コロナで入境規制が厳しくなる前ですかね。私は延長できませんでした。コロナ後に渡台したので、「覚悟して来てるんでしょ?」ってことなのかなと勝手に解釈。

ワーホリビザから就労ビザに切り替えるためには、まず台湾を出国しなければなりません。これは二国間の協定で決まっていて、例外はないそうです。台湾現地で出国せずに手続きすることはできません。

出国さえすればいいので、別に日本でなくてもいいですし、空港で回れ右もできます。通常時であれば。

しかし現在はコロナ対策で、居留証(日本でいうマイナンバーカード的なもので、ワーホリビザでは当然取得できない)を持っていない人は台湾に入れません。ビザなし入国はもちろんのこと、台北駐日経済文化代表処では2021年5月17日から全てのビザを発給停止しています。

労働許可がおりたにもかかわらず、1回出たら最後、台湾に戻れないという罠が待っていました。ちょっと待ってくれよ。

コロナ禍で台湾に戻るための特別入国許可

台北のビザオフィスと日本にある台北駐日経済文化代表処に確認したところ、台湾政府(経済部)に入国許可を申請し、もし通れば特別入国許可がもらえるとのこと。審査期間は約1ヶ月だそうです。申請は会社の方がやってくださいました。本当にありがたい限りでございます。

台湾はほぼ鎖国状態ではありますが、特別入国許可という例外自体は存在します。ただ私の場合は申請時「緊急性」に欠けていたらしく、平たく言えば「来年(一応)入境規制が緩和されてから入国するんじゃ駄目なの?」というお話が経済部からあったそうです。まあ、有事ですからなるべく例外を作りたくないのが本音でしょう……。

特別入国許可証が無事、発行されたら、台北駐日経済文化代表処で労働許可書(勞動部函)等の書類を持参の上、停留ビザを申請することになります。

スケジュールとしては、申請が通り特別入国許可証が発行されるタイミングが11月末〜12月頭なので、これに合わせて隔離が明けるよう日本に帰国。なお、日本は台湾のワクチン証明書が認可されていないため、ワクチン証明書を使った隔離期間短縮ができず、2週間の隔離が必要とのことです。そのため、11月中旬に一時帰国することになりました。

続きはこちら 台湾の停留ビザ申請の流れ@2021年11月

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